今年見た映画は102本(もちろん映画館)で、ここ数年ほぼ同じペース。見逃した作品もいくつかあったけれど、中年の勤め人にはこれが精一杯か。
デイヴィッド・クローネンバーグの『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、マーティン・スコセッシの『ボブ・ディラン:ノー・ディレクション・ホーム』、記録映画『蟻の兵隊』、それにイングマール・ベルイマンの『サラバンド』などは当地では公開されず、見ることができなかった。残念。
今年最後の日誌では、今夜と明日に分けて06年に見た映画とスターなどを振り返ります。
今夜は日本映画篇。
今年の日本映画は好調。粒が揃っていた。思い出すままリストアップしただけで二十本近くになり、十本に絞るのに困った。で、救命ボートから一人ひとり突き落とすようにして選んだのが次の十本。『ヨコハマメリー』ですらこぼれ落ちる激戦。他に『初恋』『ハチミツとクローバー』『二人日和』『かもめ食堂』『空中庭園』『フラガール』『涙そうそう』など。
西川美和には驚嘆。驚異の新人・マキノ雅彦には拍手。ベテラン森田芳光根岸吉太郎の健在ぶりは嬉しい。そして黒木和雄には合掌。


嫌われ松子の一生
②ゆれる
紙屋悦子の青春
④武士の一分
⑤寝ずの番
⑥好きだ、
間宮兄弟
博士の愛した数式
⑨THE有頂天ホテル
雪に願うこと