2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『四月の雪』

同じ自動車に乗り合わせていた男女が交通事故で重傷を負う。知らせを受けた男の妻(ソン・イェジン)と女の夫(ペ・ヨンジュン)が病院に駆けつけるが、男女の持ち物(携帯電話など)からふたりはお互いの配偶者同士が不倫関係にあったことを知る。病院前の…

『ヴェラ・ドレイク』

映画のキャスティングはとても大事だと思う。キャスティングが映画の成否を握ると断言する監督も少なくない。たとえば、バーテンダーならこういう顔、この俳優というイメージがあらかじめ観客の側にあって、演じる俳優がそのイメージに合わないと、どんなに…

どうする? 『タッチ』

あだち充の『タッチ』は、まずTV版アニメを見て、その後原作コミックもすべて読んだ。マンガをあまり読まないワタシとしては異例中の異例で、いったいどこが気に入ったのか、今となってははっきり思い出せないけれど、特に印象に残っているのは、台詞の少…

『ウィスキー』

記念写真に収まる際の合言葉、日本では“チーズ”(『寅さん』シリーズではご存知“バター”ですね)と言うところを、ウルグアイでは“ウィスキー”と言うらしい。映画は見知らぬ遠い異国の面白い風習や文化を教えてくれる。ウルグアイ映画としては日本初公開との…

日誌で話題にした映画

『マーサの幸せレシピ』『キッド』『長屋紳士録』『ペーパー・ムーン』『グロリア』『レオン』『グース』『戦場のピアニスト』『反撥』『赤い航路』『死と処女』『ローズマリーの赤ちゃん』『テナント/恐怖を借りた男』『チャイナタウン』『裏窓』『酔っぱ…

いらっしゃいませ。本日から公開です。

はじめまして。茂木昇と申します。 本日只今から“進富座映画日誌”を公開させていただきます。 ここ十年ほどの間に映画館を取り巻く状況はすっかり変わりました。シネマ・コンプレックスの浸透によって観客動員が徐々に回復する一方で、地方の街角から映画館…