2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ヨコハマメリー』が見たい!

「・・・・敗戦国である日本の横浜には進駐軍の兵士が訪れ、・・・・米兵を相手に体を売る日本女性たちも現れた。メリーさんはそんな外娼の一人であった。やがて・・・・メリーさんも年をとり、老女になった。しかし、メリーさんは老女になっても顔に白塗りの厚化粧をほ…

『寝ずの番』が待ち遠しい!

映画『寝ずの番』(マキノ雅彦監督)の予告篇を見て思わず吹き出してしまった。 わずか数分の予告篇なのに、まったく下品でいやらしく、不謹慎な映画だということがすぐ分かった。こんなふしだらな映画、一日も早く見たい!

和田誠さんの『シネマ今昔問答・望郷篇』を読む

和田誠さんの『シネマ今昔問答・望郷篇』(新書館)がめちゃくちゃ面白い。一昨年に出た『シネマ今昔問答』のいわば続篇で、和田さんが初めて見た映画のことや、総天然色映画、3D映画、初監督作品である『麻雀放浪記』、それに『快盗ルビイ』『真夜中まで』…

『県庁の星』

県庁の職員が主人公とはめずらしい。たぶん日本映画史上はじめてでは。同じ公務員でも警察官や消防士、教師が主人公の映画は数え切れないほどある(たとえば警察官なら織田裕二主演の『踊る大捜査線』シリーズ、クリント・イーストウッドの『ダーティハリー…

『ある子供』

ジェレミー・レニエ扮する主人公のブリュノは、なりは大人でもやることなすことすべてが子供っぽい。恋人のアパートを無断でまた貸しする、恋人との間に生まれた赤ん坊を無頓着にも売り飛ばす、路上で通行人に金銭を無心する、少年の仲間とつるんで盗品を売…

『ブロークバック・マウンテン』

第二次大戦の終結直後に『山河遙かなり』『赤い河』で華々しくデビューし、『陽のあたる場所』『地上より永遠に』が公開された五〇年代前半には日本でも人気絶頂だったモンゴメリー・クリフト。彼は実は、知る人ぞ知る同性愛者(正しくはバイセクシュアル)…

『力道山』

力道山をリアルタイムで目撃しているのは現在おそらく五十歳前後よりも年配の方々。自分もそのひとりである。 今からざっと四十数年前、昭和三十年代の金曜日夜八時、近所の床屋にオジサンたちが集まって、三菱電機のネオンサインで始まるプロレス中継を見な…