『ヨコハマメリー』が見たい!

「・・・・敗戦国である日本の横浜には進駐軍の兵士が訪れ、・・・・米兵を相手に体を売る日本女性たちも現れた。メリーさんはそんな外娼の一人であった。やがて・・・・メリーさんも年をとり、老女になった。しかし、メリーさんは老女になっても顔に白塗りの厚化粧をほどこし、いつも白い衣服を纏い、昔の外娼と同じように街の一角に立ち続けた。街の人はそんなメリーさんを異様な雰囲気の人と好奇の目で見るようになった。・・・・そのメリーさんは1995年の冬に忽然と姿を消した。」(キネマ旬報3月下旬号「文化映画紹介」より抜粋)
ヨコハマメリー』(アルゴ・ピクチャーズ)は、ある日突然消息を絶ったメリーさんという女性について、彼女を知る人々(写真家の森日出夫さん、女優の五大路子さん、作家の団鬼六さん、舞踏家の大野慶人さんらをはじめ、横浜の街の人々)に取材したドキュメンタリー映画
まるで悲しげなピエロのように、白いドーランで顔を塗り固めたメリーさんの写真を見るや、この映画に強く惹きつけられた。現在、横浜ニューテアトルほかで上映され、大ヒット中とか。
見たい!