『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』

事故で死にかけた須賀健太少年(相変わらず達者な演技を見せる)が、幽霊の少女によってこの世に引き戻されるという設定が、終戦直後のイギリス映画『天国への階段』をちょっと思い起こさせるファンタジー篠原涼子が『THE有頂天ホテル』に続いて母親役を好演。西村雅彦も、救急病院に運び込まれたわが子が死んでしまったと思い込んで泣き崩れるところなど、悲しい場面で笑わせる演技が相変わらず可笑しい。