印象に残った女優

ブラック・ダリア』『マッチポイント』『理想の女』のスカーレット・ヨハンソンばかりが目立っていたけれど、『ロスト・イン・トランスレーション』の彼女には遠く魅力が及ばない。売れっ子もいいけれど、あんまり安売りすると飽きられますヨ。
彼女よりも圧倒的に強烈なインパクトを与えたのは『エミリー・ローズ』のジェニファー・カーペンター。悪魔に取りつかれたおぞましい形相はとても演技と思えない。『エクソシスト』のリンダ・ブレア同様、強烈なイメージをどう払拭するかが今後の課題。
彼女の前には『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』でアカデミー賞受賞のリース・ウィザースプーン、『プラダを着た悪魔』『ブロークバック・マウンテン』のアン・ハサウェイ、『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』のキーラ・ナイトリーも影が薄い。
韓国勢では『グエムル 漢江の怪物』のペ・ドゥナとコ・アソン、『親切なクムジャさん』のイ・ヨンエ、『タイフーン』のイ・ミヨン、『弓』のハン・ヨルムなどが印象に残った。
以上の中で今年最も印象に残ったのは、やはりジェニファー・カーペンターでしょうか。