外国映画篇。


グッド・シェパード
ロッキー・ザ・ファイナル
デス・プルーフ in グラインドハウス
④街のあかり
エディット・ピアフ 愛の賛歌
ドリームガールズ
今宵、フィッツジェラルド劇場で
ブラッド・ダイヤモンド
善き人のためのソナタ
プラネット・テラー in グラインドハウス


ロバート・デ・ニーロ監督の堂々たる政治サスペンス『グッド・シェパード』を1位に推す。中高年への応援歌『ロッキー・ザ・ファイナル』には興奮した。クエンティン・タランティーノの『デス・プルーフ in グラインドハウス』とロバート・ロドリゲスの『プラネット・テラー in グラインドハウス』にはニヤリとさせられた。アキ・カウリスマキの『街のあかり』は可笑しくてやがて哀しき映画。『エディット・ピアフ 愛の賛歌』と『ドリームガールズ』はドラマとしてもエンタテインメントとしても極上の音楽映画。ロバート・アルトマンの遺作になった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』とともに楽しんだ。『ブラッド・ダイヤモンド』を推す人はあまりいないと思うが、ハンフリー・ボガート主演の往年のハリウッド映画を思い起こさせてくれた点を評価。
最も印象に残った女優は何と言っても『エディット・ピアフ 愛の賛歌』のマリオン・コティヤール。圧倒的な存在感と演技だった。
男優では『ドリームガールズ』のエディ・マーフィーも捨てがたいけれど、『ブラッド・ダイヤモンド』のレオナルド・ディカプリオを推す。ニヒルでクールな野心家だがどこかロマンを感じさせる冒険家を演じて、彼のベスト演技のひとつになったと思う。