『SMILEスマイル聖夜の奇跡』
一度も試合に勝ったことがないアイスホッケーチームが、ダメ監督に率いられて最後には強豪チームに勝ってしまう展開が、往年のアメリカ映画『がんばれベアーズ』を思い起こさせて楽しい。
『ロッカーズ』に続きこれが二作目となる陣内孝則の演出は、オーバーアクション気味でちょっとマンガチックなところもあるのだけれど、チームのメンバーが演技経験ゼロの素人ばかりなので、かえってちょうどイイくらい。
実際にアイスホッケーをやっている子供たちの演じる試合場面はゴマカシがなく、迫力満点。出演者の採用基準は演技力よりホッケーというだけのことはある。本作が成功した所以。
タップダンスに挫折して恋人の故郷にやってきた森山未来もなかなかよかったし、前向きな気分にさせてくれるハートウォーミングな映画という点で、クリスマス・シーズンにふさわしい好篇。
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